このサイトを読んでいる方は中〜上級者でしょうから、基本的なテクニックについてはここでは触れません。日本の渓流でのフライフィッシングとは違う点を中心に解説します。 まず、フィッシングガイドを付けずに充実した釣りをするには、魚の居場所を見つけることが第1です。ニュージーランドの河川は日本ほど魚類相が多様ではないので、魚=トラウトと言っても良いのですが、実釣においては"魚を見つけること"が高い壁となるでしょう。豊富なフライパターンよりも高級タックルよりも、まずはその時の魚の居場所を嗅ぎつける能力が求められます。 このサイトは自力でニュージーランド南島に挑戦するフライフィッシャー向けに作られていますが、初遠征でかつ滞在期間が1週間以内なら、迷わずフィッシングガイドを雇うことを強くオススメします。日本人フライフィッシャーの装備と技術レベルは高いので、ガイドにサポートしてもらえれば高い確率で魚を手にすることができるでしょう。ガイド料金が高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれとなるでしょうが、せめて初日だけでも雇うことをオススメします。 「誰の助けも借りずに釣りたい!」と強く思うのなら、READING THE WATERを読んだり、インターネット動画:Reading The Water - How Toで復習してから、NZ南島が舞台の動画を観て仮想体験を積むのも良い方法でしょう。とにかく"習うより慣れよ"です。また、以下も参考に挑戦してみてください。「ガイドに釣らせてもらった。」のではなく、「自分で釣った!」と言える1匹は、何ものにも替えがたい価値ある財産となるでしょう。私も20年以上前に釣った魚のことを、今でも鮮明に覚えています。 なお、川の選び方については、良い川の選び方を参照してください。
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