- フッキングのタイミング -
「魚がドライフライを吸い込んだら、3つ数えてから大アワセ。」・・・以前はこのように言われていました。しかし、これは完全な間違いです。私も試しにやってみたら、ことごとく失敗したという苦い経験があります。 普段、ヤマメを相手にしている日本人フライフィッシャーは、確かにアワセが速すぎて失敗します。魚が口を閉じる前に、フライを自分で引き出してしまうからです。しかし、いつでも「3つ数えて。」では釣れる魚も釣れません。アワセのタイミングは下図のとおりであり、実際にはケース・バイ・ケースなのです。 ハリ先が掛かったら後は魚の重みと引きでより深く刺さりますから、最初に「ビシイッ!!!」と力強くアワセる必要は全くありません。手首を使った瞬間的な"ヤマメフッキング"はアワセ切れの元。相手が動かないだけに、ティペットの結び目に負荷が集中するからです。肘を支点にロッドを「スッ。」と立ててやるだけで十分ですから、力まないようにしてください。 なお、ニンフフライを使っている際には、インジケーターが消えた瞬間でOKです。
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