ニュージーランド南島 格安っ! フライフィッシング釣行術

はじめに
釣行日程と予算
気候と装備
レンタカーと運転
現地での情報収集
食事と宿泊
地域の特徴
良い川の選び方
川へのアクセス
推奨タックル
推奨フライ
川での釣り方
これには注意!
エトセトラ
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作者紹介

良い川の選び方

 ニュージーランドと言えども、どの川にも大物ブラウンが溢れているわけではありません。それがプロのフィッシングガイドが存在する理由の1つです。行き当たりばったりで手近な川へ入っても、無駄な時間を過ごすことになるでしょう。事前の情報収集が釣行の成否を大きく左右します。
 大雑把に言って、全河川のうち日本から訪れる価値のある川は30%以下、何度も訪れたくなる川となると15%程度です。そしてまた、日本と同様にアクセスが容易な川(区間)ほど魚は少ない(またはスレている)傾向にあります。また、マタウラ川(Mataura River)やオレティ川(Oreti River)のように、良いだけに釣り人も多いという現象も起こります。近年の急速なインターネットの普及とこのことは、全く無関係ではないでしょう。
 有望区間に辿り着くのに徒歩で2時間以上を要する川も少なくありませんから、「初心者でも簡単に釣れる。」や「魚はどこにでもいる。」とは思わない方が良いでしょう。そういった面では、装備や技術よりも先に情報収集力と体力が求められると言えます。日頃から運動不足という自覚がある場合には、体力づくりに励んでから渡航することを強くオススメします。1日8kmを平気で歩けることが最低ライン、15kmなら万全でしょう。
 いくらあなたが上手でも、装備が万全でも、魚がいない川(区間)で満足できる釣りはできません。魚がいる場所に辿り着いて、初めて勝負ができます。以下の情報を参考に、良い川を絞り込んでください。

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