- ブラウントラウトの付き場 -
日本の渓流漁で言えば、イワナよりもヤマメに近いポジションをとるのが普通で、小規模な反転流などにいることはまずありません。また大型で遊泳力にも優れるため、通常のニンフフライでは攻めきれないような重く太い流れにも定位できますから、見逃さないようにしましょう。 付き場は、石の上流側・下流側や流速の異なる流れの境目(Seam:川底の色が変わっている)、藻の脇など何らかの変化がある場所です。釣行の序盤は、逃げられることを覚悟の上でどんどん川を歩き、まずは魚の居場所を覚えることです。すると次第に慣れてきて、写真のような捉えどころのない流れでも、的確に魚を見つけられるようになるでしょう(写真中央に右側に頭を向けて定位している60cmオーバーのブラウンが確認できるでしょうか?)。 付き場が分かれば、必然的にサイト・フィッシングもブラインド・フィッシングも効率が格段に上がります。そうすると、光量が少ない状況下でも的確に魚を見つけることができます。 なお、流れが緩く浅い川では、回遊するタイプも多くいます。このため、魚が上流側から泳いで来る場合もありますから、油断は禁物です。
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