- ニンフフライ -
季節に関わらず、必ず用意すべきフライです。日本の渓流よりも遥かに使用頻度が高く、実釣における重要度も他のフライを圧倒します。ですから、「真夏の釣行ならドライフライだけあれば良い。」は完全な間違いであり、どんなに気温が高くともドライフライだけで挑むのはギャンブルです。魚の捕食ステージを軽視すると確実に失敗しますから注意してください。 日本で使うニンフフライと最も違う点が、その重さです。Well-weighted nymphと呼ばれる非常に重いタイプは、太く重い流れの底にいる魚を狙う際に多用します。キャスティング可能な限界の重さのものを用意しないと、魚の泳層の遥か上をフライが流れていくことになります。「ポチャン!」と水音が聞こえるくらいの重さのものを用意しましょう。 その一方で、ライズを狙う際やクルージング・フィッシュを待ち伏せする際には、ウェイト無し(Unweighted)のタイプも多用します。よって、良く使うニンフフライは、"重く大型"か"軽く小型"の両極端です。#14が核となることはありません。 なお、ここでは便宜上、ニンフフライではないものも紹介しています。
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