- NZ南島に棲息する水生昆虫 -
日本と同様、ニュージーランド南島にもメイフライ・カディス・ストーンフライの3種が棲息しています。釣りにおけるそれらの重要度は、経験上、メイフライ>カディス>ストーンフライの順となります。それらを比率で表せば、5.5:4.0:0.5といったところです。また、ミッジやガガンボもいますが、ほとんど考慮しなくて良いでしょう。季節によっては、それらよりもずっと重要な餌生物が現れるからです。 やはり重視すべきはメイフライとカディスなのですが、その多くは#16-18相当の小型種です。ごく一部の川でフックサイズ#10程度のマダラカゲロウの仲間を見る程度で、日本のモンカゲロウやヒゲナガカワトビケラなどの大型種は見たことがありません。ストーンフライが有効な川へは、2WDレンタカーと徒歩では簡単には辿り着けないでしょう。 マッチ・ザ・ハッチの釣りで有効なのは、圧倒的にフックサイズ#16-18のフライであり、ライズを狙う際に#8-14のフライを使うということはまずありません(ちなみに写真のメイフライは#17相当)。 さて、それらに対応するフライパターンですが、当然ながら時期や地域、川によっても違って来ます。全てのパターン網羅し、日本から持参するのは不可能ですから、汎用性に優れたパターンから揃えることをオススメします。以下に「最低限これぐらいは。」という26パターンを紹介しています。
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