- サイト・フィッシング -
ニュージーランドでサイト・フィッシングが行なわれる理由は、ゲーム性の高さよりもむしろ、その効率の良さにあります。魚を見つけてから狙うわけですから、ブラインド・フィッシングなど足元にも及びません。 このサイト・フィッシングを成功させるには、流れを読む力と高品質の偏光グラス、そして遠くから魚を見つける眼力が欠かせません。最終的には経験が全てと言えるのですが、服装を地味にしたりゆっくり歩いたり姿勢を低く保つなど、魚から発見されにくい工夫をするだけでも成功に近づけます。ちなみに写真の魚はスプリングクリークのブラウンですが、距離は7mほどです。 実釣では、魚を探して歩く時間の方がずっと長く、たまにキャストするという感じです。しかし、前述のように効率が良い上、何より最高にエキサイティングです。普段から意識的に魚を探す釣りを心がければ、本番でも上手く出来るでしょう。どうしても自分で見つけられない(または魚に気付かれてばかり)という場合は、フィッシングガイドを雇うしかありません。 魚を見つけたら直ぐにキャストせず、まずは観察しましょう。フィーディング・レーンの幅やライズ・フォームなど、得られる情報はキャストする前に全て収集してください。経験上、第1投目で勝敗が決まることが多く、何度も挑戦させてくれる魚は稀です。それだけに、キャストの前に捕食対象と捕食ステージを推察することが非常に大きな意味を持ちます。勝負させてもらえるのは、多くの場合、3投以内ですから、仮にニンフを使う場合でも派手なインジケーターは着けない(無しがベスト)ことをオススメします。
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