- ディディモ(Didymo) -
これは河川の石に付着する微生物の集合体なのですが、その見た目から別名"石の鼻水"と呼ばれています。2004年10月にワイアウ川(Waiau River)で見つかって以降、その分布域を急速に広げ問題になっています。現在、国をあげてディディモの拡散防止に精力的な活動を行なっています。 2008年の時点で合計70の川と湖で確認されているため、目に付く場所には写真のような看板が設置されています。川から川へと渡り歩く海外からのフライフィッシャーは、現状を重く受け止めてディディモの拡散防止には積極的に取り組まなければなりません。これはマナーではなく義務です。 私は宿泊施設へ帰ったら洗剤を溶かした温水にウェーダーとウェーディング・ブーツ、スプールをしばらく浸け込み、それから干すようにしていました。除去の成否は顕微鏡レベルの話になりますが、それでも"各人が出来る限りのことをする"という姿勢が大切でしょう。 気候と装備でも触れましたが、フェルトソールのウェーディング・ブーツは使用禁止となっている点を、改めて明示しておきます。
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