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- フィッシング・ガイドとそのゲスト -
稀に川で出会うのですが、経験上、まずこちらの存在は歓迎されません。ゲストは「ここは誰でも来られる程度の場所なのか?」と思い、ガイドは「オレの立場がない!」と思うのでしょう。 私はアクセスが困難な川へも単独で行くのですが、そうした場所で彼らに出会うと、ガイドに「どうしてこの場所を知っているのか?」と聞かれ、次に「一体どこから川へ入ったのか?」と聞かれます。そして多少の情報交換をした後に、「ここは引き下がってほしい。頼む!」という雰囲気がガイドから、「一体、どうなっているんだ? この場所は秘密のポイントじゃないのか? 高いガイド料を払っているのに。」という雰囲気がゲストから発せられます。和気藹々とした雰囲気なったことは1度もありません。よって、私の場合は彼らの気持ちを汲み取って、出会った時点で釣果があった場合にはポイントを譲るようにしています。 一方、長い距離を歩いてようやくポイントに入った場合や、他に川へ入る場所がない場合において、ほぼ同時にポイントに到着したのなら話し合いで川をシェア(例:上流と下流)することもできます。釣る権利はどちらにもあるので、ガイドの言うなりにする必要は全くありません。そしてまた、ガイドは周辺のポイントをあなたよりずっと多く知っているわけですから、遠慮は無用です。実際、私は一歩も引きません。ただし、相手方が先に釣っていたのなら、先行者優先ルールを尊重して、おとなしくUターンしましょう。経験上、話しかけることもせず静かに立ち去るのがベストです。
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