- 水辺の鳥たち -
ニュージーランド南島の河川には、日本の河川同様にいろいろな鳥が生息しています。日本では見ることができない鳥たちを見ると、海外遠征中であることを改めて実感します。草花と同様、釣りの楽しさを倍加させてくれる名脇役です。 普段の彼らはおとなしいのですが、フィッシング・シーズン序盤と繁殖期が重なる11月〜12月は、巣やヒナを守る意識が強まるため、釣りをする上では非常にやっかいな存在となります。つがいのカモ(Paradise Shelduck)は鳴きながら絶好のプールをバシャバシャと暴れ回り、カモメの仲間(Black-billed Gull)は鳴きながら至近距離まで接近して威嚇します。まるで、名画"鳥"のスクリーンの中に入ったかのような錯覚を覚えます。 もちろん彼らにケガをさせられることはないのですが、とにかく騒がしいので全く釣りに集中できません。対策は、彼らの縄張りに侵入しないことぐらいしかないでしょう。落差のない河原が広い川で釣る場合は、覚悟しておいた方が良いと思います。
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