- ブラウンvsレインボー 釣味が勝るのはどちら? -
これは完全に個人の好みとなりますが、明らかに両者はタイプが異なるトラウトであることは事実なので、その点に着目して解説します。 まず、ブラウントラウトですが、一言で表すとすれば"偏屈な完璧主義者"。例えば、ライズをしていたとすると「オレが食いたいのは、水面直下を流下するフックサイズ#18相当のダークトーンのイマージャーで他はいらない。」という感じです。何しろ、全く同じ種類の水生昆虫であっても、それが好みに合わない状態(例:ダン)の場合は完全無視なのです。「食べればどっちも一緒だろ!」というこちらの意見も無視されます。 その一方、レインボートラウトは"大らかな暴れん坊"。ブラウンに比べてセレクティブではなく、捕食対象とフライが多少違っていても関係なく食ってくれます。"だいたいこんな感じ"レベルで十分通用してしまい、インジケーターを食ったという話すら聞きますが、フッキング後はブラウンとは比較にならないダッシュとジャンプで、我々フライフィッシャーを魅了します。以上のことから、"掛けるまでが楽しい"のがブラウン、"掛けてからが楽しい"のがレインボーと言えるでしょう。 個人的には、断然ブラウンの方が好きです。マグレで"釣れちゃった"ということがまずないので、釣れる釣れないは完全に自分自身の実力に拠るものだからです。実釣では、「この未熟者めが!」とブラウンに言われることの方が多いのですが・・・。ちなみに南島はブラウンの方が多く、北島はレインボーの方が多いことで知られています。
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