- Sea-Run(降海型ブラウントラウト) -
私個人の好みで専門に狙うことはないものの、予備知識として触れておきます。 もし、本格的に狙うのであれば、イナンガ(Inanga)に代表されるホワイトベイト(Whitebait)という(日本で言うシラスに似た)小魚の動態を把握する必要があります。冬の間、イナンガの子供は海で過ごすのですが、春になると群れになって川を遡上し成長します。これを追って降海型ブラウンが河口へと集まって来た時が大チャンスのようです(私自身は、これまで経験したことがありません)。 このタイプのブラウンは、ウェスト・コースト(West Coast)の川で釣っていると、たまに釣れます。おそらく、ホワイトベイトを追って遡上した際に、そのまま居着いてしまったのでしょう。魚体は丸々と太って頭部は小さく、体色は銀色に輝きスポットが少ないのが特徴です。明らかに通常のブラウンとは見た目が違いますから、直ぐに分かるでしょう。そのパワーも強烈です。 専門にフライで狙う際には当然ながらストリーマーがメインとなりますが、ガイドに勧められたのはグレイゴーストです。3〜4月の釣行なら、運が良ければサケ(チヌーク/キングサーモン)も釣れるでしょう。 ちなみに、ニュージーランドではストリーマーのことを"ルアー"と呼びます。ルアーフィッシングは"スピンフィッシング"です。
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